はり灸の効果にガッテン!

昨年の秋頃からNHKで東洋医学や鍼灸のことを特集されることが増えております。

「東洋医学 ホントのチカラ」「偉人たちの健康診断「徳川綱吉」鍼灸治療の効果とは?」「あさイチ」などで取り上げて頂いております。

番組では

「西洋医学では手が届かない症状への解決策として用いられてきた東洋医学。

「科学的でない」「気休めに過ぎない」と揶揄(やゆ)されることもあったが、

近年大きな変化が起こっている。

脳科学や体内の化学物質分析などを駆使し、

世界中の科学者たちが東洋医学を研究。

続々とその効果を支持する根拠が確認され、

急速に医療現場への導入が拡大している。

最新研究や医療現場を徹底取材、

明らかになりつつある東洋医学の神秘に迫っていく・・・」

と紹介されております。

また先日は「ためしてガッテン」でも特集されましたがご覧頂けましたか?

出演していた明治国際医療大学教授の伊藤和憲先生は学生時代のサッカー部の後輩で当時は先輩風を吹かせておりましたが・・・

今となっては大先生でこちらが恐縮してしまう感じです(^^;)毎年学会などでお会いしますが昔と変わらず接してくれる伊藤先生は人間的にも素晴らしい先生だとリスペクトしております。

番組ではツボの謎、鍼を一本打って首が回るようになった患者さんや

鍼をすることで筋膜の状態が変わる映像や

逆子の患者さんに鍼をして胎児の動きが変わる映像や、

手に打った鍼で顔の血流が変わる映像などご紹介いただきました。

私たちにとって鍼灸治療の効果は当たり前のように実感しておりますが、

経験したことのない人たちにこれを伝えるというのはとても難しいことだと感じております。

自分たちで「鍼灸治療は効果がありますよ~!」なんていうとなんだか嘘っぽく伝わってしまう・・・。

実際鍼灸院にお越し頂く初めての患者さんのほとんどは知り合いからの紹介です。

しかも何人かに聞いてからでないと決心がつかないというくらい警戒されているようです(笑)

もともと「はり=注射」「お灸=お仕置き(笑)」みたいなイメージがあるんでしょうね(^^;)無理もないと思います。

そんな中勇気を出して一歩を踏み出す患者さん方は本当に素晴らしいと思っています。

きっとその勇気が自然治癒力を発動させてくれるのだと思います。

 

最近「機会損失」ということについて話を聞く機会がありました。

もともと経済用語として使われることが多いようですが要は

「最善の方法をとらなかったことで、失われた利益のこと」

のようです。

あることをすることにより得られるはずの利益が何もしないことで損失するということなのですが、

これって日々の生活の中にもありますよね!

例えば、今運動や食生活の改善に取り組んでいれば、将来の健康が得られるのに何もしないとか、

自治会の役員を頼まれたけど断ることにより、その後得られるはずだったご縁、ビジネスの機会を損失してしまったりとか…。

もっと早くに鍼灸治療をしていれば、手術しなくて済んだのに…もっと早く良くなったのに…など。

怖いなぁ・・・不安だなあ・・・めんどくさいなぁ・・・などの理由で機会損失していることはないですか?

実際は何も考えずに選択していくと損失することはよくあると思いますが、

しっかり考え恐れを手放し勇気を出して選択をしていくと大きな利益を得ることもたくさんあると思います。

あなたは自分で考え、思い切ってやってみてうまくいかなかった失敗と、

何もせずに得られるはずの利益を損失するのとどちらに価値を感じますか?

自分で考え、ちょっとした勇気を持っていけるといいですね(^_-)-☆