よだれつわり対策

よだれつわりに鍼灸

妊娠中のつわりにはいろんなタイプがあり、しばしば「よだれが止まらない」という「よだれつわり」の患者さんがお越しになります。

ティッシュやペットボトルなどが手放せない「よだれつわり」😔

本人にしかわからない辛さがあります。

「よだれつわり」は実際に唾液の量が増えているのか?

唾液を飲み込めないからよだれとして吐き出すのか?

本当の正解は分かりませんが共通しているのは、唾液を飲み込めない、唾液の状態が普段と違うように感じるところでしょうか。

食事や飲み物は摂取出来るものがあるのに唾液は飲み込めない…摩訶不思議な現象ですよね😅

西洋的に説明がつくのか分かりませんが、東洋医学的に診ると「腎虚」の要素が強くなっている患者さんがほとんど。

恐れによる緊張が強く足がとても冷えている。

先日お越しになった患者さんは2人目の妊娠で1人目の時は「食べつわり」でよだれはなかったが今回はなぜかよだれが止まらないとの事。

「鍼灸はやった事がなく、本当は怖いからやりたくないんだけど、藁をも掴む思いできました…」と😅(そんな人ばかりです笑)

施術中もペットボトルに唾を出しながら、なんとか頑張ってもらいましたが、施術中に「よだれがあまり出ないかも…」と変化を感じていい表情でお帰りになりました😉

最後に「今一番恐れている事ってなんですか?」と伺うと「とにかく今まで吐いたことがないので吐くことが一番怖い😨」との事。

過剰な思い込みが恐れを強くしているのかなって思いお話させて頂きました。

結局のところ「よだれつわり」には足底の湧泉、裏内庭へのお灸が一番効果的なのかなって感じています。

その他つわりに効果的なツボはいろいろありますが、診断と状態により処方は変わりますので直接診察するのが一番かなって思います。

内関を刺激する酔い止めバンドなど効果のある場合とない場合があります。

ところで「よだれつわり」のよだれは本当によだれなのか?笑

東洋医学の五液でいう脾の涎(よだれ)とはちょっと違い、腎の唾(つば)なんじゃないかと自分なりの曲解をしております。

つわりを完全に治せる事はたぶん不可能だと思いますが鍼灸により軽減する方は多いですので是非お試しください☺️

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