東洋医学の学び方⑤ 抽象と具体≒陰と陽

「また東洋医学ですか…(^^;)」という声が聞こえてきそうですが懲りずにお付き合いください(*^^*)

 これまで「陰主陽従(いんしゅようじゅう)」…陰が主で陽がそれに従う。すべて陰が基。感じやすいものの太極(裏)に、感じにくいもう一つの要素が必ずあるという事。

「太極瑜伽(たいきょくゆが)」…世の中全てのモノに陰と陽、相反するものがあり、その太極(真逆)を観たうえでちょうどいいところ「中庸(ちゅうよう)」を見つけて調和していく。(瑜伽(ゆが)していく)この大原則についてお話してきましたが、結局すべてこの原則がベースになっていますので忘れずに何度も思い出して頂きたいと思います。(*^^*)

 今回は「抽象と具体」について考えていきたいと思います。「抽象と具体」が東洋医学「陰と陽」とどんな関係性があるのか?抽象度を上げて考えていきましょう!

 まず「具体」とは目で見えたり、手で触れられる実体のあるもののことを指します。例えば「具体」の例として、 例1)りんご・いちご・メロン  例2)柴犬・コーギー・ポメラニアン、といった、実体を持っていて細かくその特徴が分かる、誰が想像しても共通したものをイメージすることができるものを「具体」と言います。

 一方「抽象」とは 反対に実体をもっていない、大雑把にぼんやりとまとめたものを指します。 先程「具体」で出した例を「抽象」で表現すると、例1) くだもの、例2) 犬 、というようになります。このようなざっくりとまとめられたもののことを「抽象」と呼びます。

 下の図のように物事は抽象度による階層(レイヤー)があり、物事を理解するうえでとても大事な考え方になります。

 抽象度の整理がつくことで物事の理解がグンと高まります!

ずっとお伝えしている「陰主陽従」に当てはめて考えると

「思い:陰・抽象」が先にあり、後に「形:陽・具体」になる。

しかし、「形(陽・具体)」からしか「思い(陰・抽象)」は観じられない。

 「抽象概念」が先にあり、のちに「具体」になる。

 しかし「具体」からしか「抽象概念」は観じられない。

 「具体」が先にあり、のちに「抽象概念」になる。

 しかし「抽象概念」からしか「具体」は観じられない。

言葉遊びのようですがどちらの方向性もあり、「抽象」と「具体」を行き来しながら物事を考えることがとても大事な原則となります。

 世の中の問題というのは、抽象度の違いだったり、比較してはいけないものと比較している時に起きているのかもしれません。

「陰と陽」「抽象と具体」「全体と局所」「目的と手段」「精神と肉体」「内臓と筋肉」「体感と実感」「西洋と東洋」「予防と治療」…すべて「陰主陽従」という原則がもとになっております。

 どちらの方が大事ということではなく両方あることが大事!

 ただ陰的なものは感じにくいため分かりにくい傾向があります。

 現代において感じやすいものが優先されている傾向があり、感じにくいものがおろそかにされ、バランスが悪くなっている感じがします。

 治療も大事ですが予防も大事です!「悪くなってから治療をする」という前に「悪くならないように予防をする」という考えも大事にしていきたいですね!

「月1、2回の予防メンテナンス」ぜひ強くお勧めします!