赤ちゃんの原始反射

IMG_0735皆さんこんにちは(^^)スタッフの飯塚です

 

桜も散り始め、なぜか急に寒くなり、なんだか戸惑いますね…(^^;)

4月から新しい生活が始まる方も多いかと思います。

 

今回は赤ちゃんの原始反射について調べてみましたので、ご覧くださいね\(^o^)/

 

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まずは、原始反射とは何でしょうか?

“原始反射(げんしはんしゃ、英: primitive reflexes)とは、幼児が特有の刺激に対して示す、中枢神経系によって引き起こされ
る反射行動のことである。 この反射は、子供が成長して大人になり、前頭葉が発達する過程で失われていくものである。”

出典:Wikipedia より

 

原始反射の反射中枢は脊髄・脳幹にあります。

 

 

 

IMG_3935a前頭葉の発達とともに原始反射は消失していきますが、バビンスキー反射(病的反射)は1歳くらいまでは抑制系ニューロンが発達していないため正常でも現れます。

原始反射が出現しない場合や、大人になってからも見られる場合は、原始反射の異常発現として病気の診断の手がかりになります。

しかし原始反射の診断は、判断が難しいものもありますので、まずは専門家に相談した方がいいでしょう。

 

 

 

原始反射の代表的なものを表にまとめました。

反射 消失時期 説明
自動歩行(歩行反射IMG_0804 2ヶ月 足を地につけて体を前に傾けさせると、歩く。
緊張性頸反射緊張性頸反射 2〜3ヶ月 頭を横向きにすると、顔を向けた側の手足を伸展させ、逆側の手足を屈曲させる反射。(弓をひくような姿勢になる)
Moro(モロー)反射モロー反射 4ヶ月 児の頭と背中を両手で持って抱きかかえ、頭を突然手のひらの上で急降下させると上肢を伸展、外転して手を開大する。(抱きつくようなポーズ)
手掌把握反射手掌把握反射 5〜6ヶ月 手掌を圧迫すると指が屈曲する。
足底把握反射足底把握反射 6〜7ヶ月 足底を圧迫すると指が屈曲する。
口唇探索(ルーティング)反射IMG_0805 6〜12ヶ月 唇や頬に触れると頭でそれを応用に向きを変え、口で捉えようとする。
吸啜(きゅうてつ)反射IMG_0805の1 6〜12ヶ月 口の近くに指を持って行くと吸い付く。

出典:メディックメディア 病気が見えるvol.10 産科 第二版より

 

いかがだったでしょうか?

 

こうやって見てみるといろいろな反射がありますね。

なぜこのような原始反射が出現するのか、はっきりわかってないところもあるようですが、胎内の無重力環境から重力場で生きていくうえで必要な動きなのかもしれませんね。

 

脳の発達とともに、これらの原始反射を消失させて成長していくところに

「私は自分の意志で生きていくんだ!」

という覚悟を感じます(*^-^*)

 

なんらかの刺激が原始反射を出現させている現象から、当院で行っている小児はりや心音治療の刺激の入力も、なにかしらの反射を起こしているのではないかと推測します。

 

身近に赤ちゃんがいる方は、赤ちゃんに嫌がられない程度に試してみてはいかがでしょうか(^^)LRG_DSC01104

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