多数派ってホントに正しいの?
鍼灸院にお越し頂く患者さんって「品格のある患者さん」だなってお思っている院長の熊谷です(*^^*)
現在の日本においてマイナーで、しかも痛そうで、熱そうで、何をされるかよくわからない鍼灸治療を選択されている、これを読んでいる患者さん方は、本当に素晴らしいなって思っています(^_-)-☆
どう見ても怖がりな患者さんに
「鍼灸院に行ってみようかなって思ってからどのくらいの期間迷いましたか?」
って聞くと
「半年くらい・・・(^^;)」
なんていう人も時々います(笑)
でもその一歩を踏み出す勇気は素晴らしいなっていつも思います!
日本において鍼灸の生涯受領率(生まれてから今まで鍼灸を受けたことがある人の割合)は20~30%と言われています。
また1年間のうちに鍼灸にかかる人の割合は5~7%と言われています。
戦前まで日本ではメジャーな医療であった鍼灸がこのような状況になった一番の要因はGHQの政策により鍼灸や漢方は「野蛮な医療」として排除されたことでしょう。
しかし2500年以上歴史のある鍼灸はそう簡単になくなることはありません。
イメージ的には良くないマイナーな鍼灸治療も今では世界中で行われていて、実はアメリカの方が鍼灸をはじめとした統合医療は進んでおります。
時々「この患者さんは鍼灸治療に出会わなかったら人生変わってただろうな…」
っていう患者さんに出会います。
当然この私もそのうちの一人ですが…(^^;)
世間的、イメージ的にどうであれ「鍼灸」は必要な方には必要な医療だと強く感じます。
そこで今日お話したいことは、世の中、多数派の考えの方が正しいのかな?っていうことです。
日本人て、いつからか多数派の意見に従うように洗脳されてきているように感じています。特に疑いもなく。
あと何かを決める時に「多数決」で決めることも多いですが、これって本当にいい選択ができるのかなって疑問に思わなければいけないと思っています。
例えば100人中90人が事業に失敗した人で10人が成功している人だったとして、その100人に多数決をとった多数派の意見は失敗している人のマインドであることは多いかもしれません。
日本の政治においても基本的には多数決で決めているわけだけれども、その答えが正しければ日本はもっと素晴らしい国になっていてもいいのかもしれません。
だから多数派の意見に賛同して安心するのってちょっと危険な気がします。
私のようなひねくれた考えになる必要はないですが(笑)、少数派の意見に耳を傾けたり、その意味を理解しようとすることは大事なのかなって思います。
だから少数派の考えを理解してもらうにはもっと丁寧に伝えていかないといけないのかなって感じています。これは自分に対する自戒も込めて。
私のようなスキンヘッドで、好きな食べ物は「ホヤ」で、趣味は黒豆栽培、焚火で、甘酒や味噌を自分で作っていて、ちょっとアル中で(笑)、女子サッカーを教えている鍼灸師は限りなく少数派でレアなので仲良くしておくときっといいことあると思います(^_-)-☆(笑)