マスク時代の美容と健康ケア

こんにちは!スタッフ宮澤です。

コロナとのお付き合いも長くなってきましたね ( ̄▽ ̄;)

「ソーシャルディスタンス」「まん防」「コロナ疲れ」など新ワードが登場ました。

その一つに「マスクシンドローム」があります。

時代は移り変わっても、女性の関心は【健康と美容】です。

健康・美容・マスク。

どんな関係があるのでしょうか。

そんなお話です(o^^o)

1.マスクシンドロームとは

マスクシンドローム」とは、マスク着用によって肌荒れや口臭が生じたり、声が出づらくなったり、声枯れするといった不調のことです。

20〜60代の男女400人を対象としたある調査では、マスクを習慣的に着用するようになったことで、3人に1人が体の不調を感じていた結果が出ました。

症状TOP3は

「頭がぼーっとして、物事に集中しづらくなった(50%)」、

「肌荒れするようになった(44%)」、

「のどが乾燥するようになった、咳が増えた(40%)」。

また、「自分の表情を気にしなくなった」「口呼吸になっている」と感じるという訴えもありました。

皆さんはいかがですか?

コロナの出現で、生活が変化しました。

人と会う機会の減少。

リモートワーク・オンライン授業の導入。

自宅時間が増え、飲食量は増加するも運動量は低下。

「足腰が衰えた気がする。体力が落ちた。」といった声も聞かれます。

運動量が低下し、筋力が低下したことの影響が考えられます。

声帯も足腰と同じように筋肉でできています。

人との会話が減り、声帯の筋力が衰えてしまうと、

「よくムせる」「声がかすれる」「タンがからむ」といった症状が出ることがあります。

高齢になってくると、飲み込み(嚥下)の力が衰えていることもあり、飲食物や唾液を誤嚥して、

肺で炎症を起こす『誤嚥性肺炎』に至ることがありますので、

寝たきりや死に至るきっかけになることがあるので注意が必要です。

誤嚥性肺炎とは、老化や病気によって飲み込み力(嚥下機能)が衰え、飲食物や唾液が食道ではなく、

肺につながる気道に誤って入ることで肺炎を起こす病気です。

2.マスク着用による美容への影響

特に女性皆さんは、ドキッとする話ですが、

会話が減る→表情筋を使わなくなり、口角やフェイスラインが低下→ほうれい線が深くなった•••

マスクを外した顔を見て、こんなところにシワが!?!? んっ!!頬がたるんだ!?!?

 キャーーッと悲鳴があがることもあったり!?!?でしょうか Σ(゚д゚lll)

ここ2年ぐらいの女性患者さんや友人達との会話によく出てくるのが、

「マスクをつけるようになって、化粧をしなくなった。」

「ファンデーション、口紅を買わなくなった。」

「マスクをつけてることに慣れたから、マスクを外して人に会うことが恥ずかしい。」

「そもそも元のお顔を知らない(笑)」 

気楽 リラックスした状態は、心身楽でよかったりします・・・・・が、

ゆったりした洋服を着続ける。

ズボンは全部ゴムウエスト。

私も、ジャージが好きなので愛用していますが、

食べる→ゆったりしたズボンで、どんどん食べれる→年齢を重ね基礎代謝・筋肉量も変わったためか昔より太りやすい。(特に下腹(笑))しかも、痩せにくい(笑)。

あらあらあら・・・(;^ω^)

3.表情筋が衰える原因

表情筋が衰える原因に「加齢」と「無表情」があります。

年齢を重ねると全身の筋肉量や骨量が低下しやすく、表情筋も徐々に衰えます。

若いころのように感情が激しく動かされることもなくなるため、気がついたらうまく笑えなくなることもあります。

そして、もう1つの原因は「無表情」です。

人は誰かと会話をする中で、さまざまな表情をして筋肉を鍛えています。

ところがパソコンやスマートフォンを使っている間は、無表情になりやすいです。

コロナ禍で、人と会えないことで会話することが少なくなり、無表情でいる時間が増えたのではないでしょうか。

声を発しない、笑わないことで、表情筋は衰えていってしまいます。

【表情筋が衰えると起こること】

表情筋が衰えてしまうと、次の3つの症状が出てきます。

表情がとぼしくなる

自分では笑っている(微笑んでいる)つもりでいても、周囲から見たら口角が下がった無表情に見えるなど、表情がとぼしくなってしまいます。

別に不機嫌でもないのに、口角が下がって眉間にしわがより、周囲の人から避けられる・・・なんていうこともあるかもしれません_φ( ̄ー ̄ )

人はコミュニケーションを図るとき、相手の表情を無意識に観察しています。

表情筋が衰えると外見が老けてみえるだけでなく、コミュニケーションの場においてもデメリットとなり得ます。

しわやたるみが増える

表情筋は骨と皮膚をつなげ、皮膚を支える役割があります。

そのため、衰えてしまうと支えが弱くなり、皮膚はたるんで肌のハリもなくなります。

しわの原因にもなるため、見た目年齢に大きな影響を与えてしまいます。

しゃべりにくくなる

口の周辺にある筋肉が衰えることで、滑舌が悪くなります。

会話の中で聞き返されることや舌を噛んでしまうことが増え、うまく話せないからと余計に会話の機会が減ってしまうこともあります。

そうなれば、表情筋の衰えも加速してしまいます。

4.健康寿命を延ばすために必要なこと

健康で年齢を重ねていくために必要な体の機能があります。

足腰の筋肉を鍛えること。血管を若々しく保つこと。

そして、食べる意欲♪&「食べ物を飲み込む力を保つこと」です。

特に、「のど」は、人が生きていくに欠かせない「3つの機能」を担います。

 ①嚥下(えんげ):食べ物を飲み込んでエネルギーを取り込む

 ②呼吸:空気を出し入れし、酸素を取り入れて二酸化炭素を排出する

 ③発声:声や言葉を出すことにより、周囲とコミュニケーションをとる  

こころも体も健やかに過ごすためには「のどの健康」が大切です。

先のマスクシンドロームに、少し記述しましたが、

声帯の筋力が衰えることで「よくムせる」「声がかすれる」「タンがからむ」 ことがあります。

他にも、「薬やサプリメントなど大きな錠剤を飲み込みづらくなった」

「時々、自分の唾液でせき込むことがある」

「食事に時間がかかるようになった」

という時は、飲み込む力が落ちている可能性があります。

飲み込む力が弱くなると、「誤嚥(ごえん)」が起こりやすくなります。

誤嚥(ごえん):食べたものが食道ではなく、気管や肺に入ってしまうこと。肺炎の原因になるため、注意が必要。

私事ですが、親や親戚が後期高齢者になりました。

病気、怪我、老衰により、歩行困難、食事のむせ込み、時間をかけての食事・・・いろいろあります。

リハビリに行っていましたが、コロナ流行により、リハビリ室へ入室できない時があったりします。

自宅で、何かできるセルフケア、機能を少しでも維持できるように取り組めることというと、

日常生活動作を大切にする事です。

時間がかかっていいので、少しずつ噛んでしっかり飲み込む。

トイレに行きがてら、体を伸ばす。深呼吸する。

テレビやラジオから流れる歌謡曲などを歌う。

音読する。

筋トレをすれば筋力がついていくのと同じように、セルフトレーニングをすることで飲み込む力を高めていくことができます。

「のどの健康度」を高め、病気予防。嚥下、呼吸、発声の機能を高めるトレーニングは、お顔のリフトアップ、小顔、血行が良くなりハリツヤアップ効果も期待できるものです。

【美容にも健康にもイイ💛💛💛】 って、嬉しいですよね(o^^o)

ぜひ、お試しください♪♪♪

5.表情筋・飲み込み力を高めるエクササイズ

【その①】のど仏スクワット

のど仏は、高い声を出すと上がり、低い声を出すと下がります。高い声と低い声を交互に繰り返すことで、のどの筋肉(咽頭挙上筋群)が鍛えられます。

アナウンサーさんや演劇部員さんが滑舌や声の通りをよくするために

「ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ  アイウエオ」

「カ・ケ・キ・ク・ケ・コ・カ・コ  カキクケコ」 

と大きな声で発声するトレーニングがあります。

これに「高低」をつけて行います。

「ア」「イ」」「エ」 を 高い声で発声。  「ウ」「オ」 を低い声で発声。

【のどの筋肉を支えるポイント】

※できるだけ大きな声ではっきり発声する。

※できるだけ高低差をつけて発声する。

【その②】いつでもできる舌回しエクササイズ

①口を軽く閉じて舌で歯の表面をなめるように舌を右回りにまわしていきます。

(できるだけ舌先を歯茎まで届くようにしましょう)

②歯茎をなぞるように5回まわします。(顔が動かないように、舌だけを動かす)

③左回りでも同じように5回まわします。

【その③】あいうべ体操

「あ~」「い~」「う~」「べ~」と口を動かすだけの簡単な体操です。

声は出しても出さなくてもOK。大きくゆっくり口を動かし「あ~」「い~」「う~」「べ~」と、それぞれ1秒キープします。

お顔全体を使ってちょっと大げさにやってみてください。

10回を1セットとし、1日に2〜3セット実施が目標です。

起床時行えば眠気覚まし+お顔のむくみとりにもなります♪すき間時間にお試しください。

注)☆痛みのある方はできる範囲で行いましょう☆

あいうべ体操では口を大きく動かすことが大切ですが、顎関節症の方や口を開けると痛みがあるという方は、顎関節に負担をかけない「い」と「う」の工程のみを繰り返すなど、無理せずできる範囲で行ってください。