妊活中の女性の気持ち
こんにちは。スタッフ宮澤です。
東日本大震災から9年を迎えました。
新型コロナウイルスに関する話題もつきない昨今です。
こころがザワつくときだからこそ、
ひと呼吸して、体を温め、栄養を取り、適度に運動し、休み、
目の前にある大切なこと、日常の中に埋もれている何気ない小さな幸せの
尊さを感じられるといいなぁと思います。
学校も長いお休みとなり、保護者の皆様は
「ご飯、ご飯、おやつ、ご飯・・・。」の毎日を送っておられることと思います。
お疲れ様です。
つかの間でも、一人になる時間を作って、なんとか日が過ぎていきますように。
当院には、日々、多くの未妊患者さんがいらっしゃいます。
未妊(造語)
- 考え方①「卵巣もある、子宮もある。だから「不妊」じゃない。「未だ妊娠できず」という意味と捉えて、「妊娠しにくい、まだ妊娠していない状態」
- 考え方② 環境ヘの不安や体の準備が整っていないために、妊娠に至っていない状況
例)◎「子育てへの負担や不安」「不妊症かもしれないという不安」という要素から、心の準備が整っていない
◎不規則な生活を送っていたり、寝不足が続いていたり、食生活に気を配っていないなどにより、体の準備が整っていない
赤ちゃんの授かりを待つ中、インターネットなどで情報収集し、
自分達のペースで授かりを望みながら、なかなか思うようにいかない・・・。
勇気をもって産婦人科を受診し、検査、治療するも、うまくいかない。
どうしたらいいんだろう・・・。
友達や親にも相談しずらい・・・。
妊娠を意識するようになり、ネット検索や誰かから話を聞き、鍼灸治療の存在を知って、
当院にいらっしゃいます。
お電話で問い合わせ、予約をいただくことが多いです。
電話が苦手な方は、こちらからお問い合わせください (^^)/
妊娠に向けた治療のために、初めて鍼灸治療を受ける人も多いです。
お電話にしても、初めての来院にしても、
ドキドキ・・・どんな場所なんだろう・・・鍼灸って大丈夫かな・・・。
緊張したり、いろんな思いを巡らせていることもあると予想し、
スタッフ皆、ゆっくり、丁寧に対応させていただきます。
「よく、治療にいらっしゃいましたね。まずは、ここに来ようと考えたこと。
行動を起こしてここまで足を運ばれたことを、ヨシ!としてください。」とお声かけます。
産婦人科通院と並行して当院に通う方あり、妊娠に向けた様々な検査や治療を何年か経た後、治療をお休みし、もう一度何かしてみたいと思い通う方あり、病院通院の前に体調を整えたり、相談にのってほしいと思い通う方あり、人それぞれです。
女性お一人で通われる方もいれば、パートナーと一緒に鍼灸治療を受けられる方もいます。
妊娠に向けた相談・検査・治療は、本来は、男女一緒に取り組んでいくことが理想です。
ただ、学校で月経教育を受け何年か月経を体験してきた女性でも、婦人科受診や相談に行くことも緊張します。
男性は・・・というと。まず、学校でも精通についてオープンに正しい知識を得たり、相談する機会がほとんどないまま成人します。そうこうするうちに、人生の伴侶に出会いルンルンと暮らすうちに、
“あれって!?僕の奥さんは、月経前後で別人になる!?!?
どうなっているんだ??一体、何のこっちゃ( ;∀;) 僕、何か悪いことをしたかな・・・”
なんて、ひそかにパートナーの顔色をうかがって内心オロオロ!?している人もいらっしゃるかもしれません。女性のこころと体の変化は、月経前後でも違いますし、個人差が大きく、一般論が自分のパートナーに当てはまるかも、いろいろなので、
「女性のことは、正直言って、よくわからない・・・((+_+))」
というのが、本音ではないでしょうか。
月経前後のこともよく分からず、妊娠に向けてなんて、自分は何をどうしたらいいものか・・・ということもあると思います。働き世代は、仕事、人間関係、“やらねばならない”と常に心身を酷使し、夫婦の時間をゆっくり味わう・・・より、
「寝たい、とにかく休みたい」なんて方もいらっしゃることでしょうか。
ちなみに、女性は、理論・正論を真正面から言われることよりも、
まずは、
「妊娠に向けて、この先どうしていったらいいのか、一緒に考えていこう」
「自分も、正直、自分の体のこと(特に、精子がどうか・・・)と聞かれても、よく分からないけど、いいと思うことを一緒にやっていこうね」
「君だけ受診するのは大変だから、僕も受診するね」
「どんなことも話しあっていこう」
と、女性の気持ちを受け止める、共感する言葉が嬉しいことが多いです。
要は、妊娠を女性任せにしないこと。自分も、当事者であり、「一緒に」取り組んでいこう。
思いを分かち合おう。というこころへの寄り添いがほしいのです。
女性自身も、妊娠に向けての話は、友達に話せたり、話せなかったり、旦那さんにも、言いたいこ
とを言えたり、うまく言えなかったり、という感じです。
鍼灸院は、体の状態を整えるだけではなく、
“適度な第三者”という立場で、
病院に行こうか迷っている、医師にどう相談したらいいのか、
医師にこのように言われたが、どう受け止めたらいいのか、
パートナーシップ、(義・実)親・親戚との関わり方、仕事と治療の両立についてなど、
「どんなことも話していただける」
「愚痴・不安・泣き言でもなんでもOK!」
「妊娠のことばかりじゃなく、世間話をしたい、笑いたい」
こころの寄り添いも大事にしています(#^^#)
なんでも
お話していきましょう?
当院ホームページでも、男性不妊に関する情報を発信しております。
ご参照ください。