スキンケアについて~東洋医学的な視点から~

crop ethnic woman applying cream on face against mirror

皆さん、こんにちはスタッフの飯塚です。

今回は、スキンケアについてのお話です。

肌には私達を外の世界から体を守るバリア機能と外からの情報を得る触覚的な働き、また体の熱を発散・保温する体温調整機能があります。

肌は乾燥に弱く、乾燥などで肌のバリア機能が低下すると病原体やアレルゲンが体内へ侵入しやすくなり、外部刺激から体を守ることができなくなります。

肌のバリア機能の低下を防ぐには肌の乾燥を避ける必要があります。

肌の乾燥を抑えるには肌の保湿が大切になってきます。

また、汗を多くかいた肌をそのままにしていてもバリア機能は低下して汗疹(あせも)や湿疹の原因になる場合もあります。

今回は上手に乾燥から肌を守るコツと東洋医学的観点から肌はどのように考えていくか記事にしたいと思います。

肌は乾燥に弱い

肌は露出しているので肌表面から水分が蒸発し、乾燥しやすくなります。

肌の状態を良くするには保湿が一番といえます。

肌のバリア機能が低下すると肌から水分が蒸発しやすくなり肌が乾燥します。

また、角層の天然保湿因子(MMF)の減少により肌の保湿力が低下し肌が乾燥していき、悪循環に陥ってしまいます。

肌の保湿力が低下する主な原因は、紫外線、年齢、ターンオーバーの乱れ、乾燥、間違ったスキンケアなどだそうです。

スキンケアの基本は乾燥と摩擦から肌を守ることです。

こまめに肌の保湿をするのがベストな方法です。

また、スキンケアの商品は数え切れないほどありますので選び方が重要になっていいきます。

商品の選び方は、皆さんの肌にあった商品を使用されるのが良いと思います。

ただし、スキンケア商品の使用後に赤みや湿疹等肌状態が悪化するような商品は使用を避けましょう。

スキンケアの基本

それでは、スキンケアの基本について解説します。

スキンケアは日中と夜では少しケアが違います。

朝のスキンケアは睡眠中の皮脂汚れ、汗を洗い流し日中に受けるダメージを防ぐ目的のために洗顔、保湿、UVケアを行います。

朝は肌の潤いを補給しながら日中の紫外線からのダメージを防ぐ必要があります。

次に夜のスキンケアについての基本です。

夜のスキンケアは皮脂、汗やホコリ、花粉など日中の汚れを洗い流して夜の乾燥から肌を守るケアを行います。

基本は肌の皮脂や汚れを落として化粧水や乳液で肌から水分が逃げないように蓋をするイメージです。

それでは肌の汚れを落とす方法についてお伝えします。

肌の汚れを落とす始めは洗顔になります。

洗顔では、泡がポイントになります。

たっぷりの泡を使用して優しく押すように洗うと肌への摩擦ダメージが軽減しつつ汚れを効率的に落とすことが出来ます。

顔の皮脂汚れが酷いと感じる場合は洗顔前にクレンジングで皮脂を浮き上がらせて皮脂汚れを落とします。

クレンジングが終わった後に洗顔をすると肌へのダメージを軽減しながら皮脂汚れをきれいに落とすことが出来ます。

洗顔後に化粧水をコットンまたは手に取り肌へ馴染ませていきます。

化粧水を肌へ馴染ませるときも肌へ摩擦を与えないようにしてできるだけ肌へのダメージを与えないように意識します。

最後に補水した肌から水分の蒸発を防ぐ目的で乳液を使います。

乳液を肌に馴染ませるときもなるべく摩擦を起こさないように優しく馴染ませます。

摩擦のダメージはシワの原因になりやすいようなので、特に顔の肌へは摩擦を避けると良いそうです。

反対に手のひらは皮膚が厚いので、クリームなどをしっかり刷り込むように使用することで角質層の奥まで浸透します。

肌と東洋医学

それでは、東洋医学ではどのようなアプローチができるのでしょうか?

肌の乾燥は東洋医学的な観方の気、血、水のバランスからいうと血(けつ)との関わりが大きいと言われています。

東洋医学の血はいわゆる血液の事でもありますが、体を構成する物質の一つと考えられていて、血が不足することによって肌へ栄養がいかなくなり、肌の機能が悪くなると言われています。東

洋医学では血が不足しているタイプの人を血虚(けっきょ)タイプと分類します。

体の構成物質の血が不足している状態ですから、血を補充する必要があります。

血虚になると皮脂の分泌も低下して肌の保水力が保てなくなり、乾燥すると言われています。

鍼灸治療では血を補うツボへ刺激します。

代表的なツボは血海、三陰交などです。

これらのツボへ刺激すると血虚の状態が改善してくると言われていますが、身体はいろいろな影響を受けて症状が発症しているので、ツボ刺激だけではなく、食生活に気をつけることや体を動かすことを合わせて行うと体調が改善してくると思います。

刺激の方法は色々ありますが、ご家庭で行う場合は、ツボを押す方法や温灸を使用して温める方法などがあります。

自分にあった方法を見つけ刺激するといいです。

刺激方法がわからない場合やご自身での体のケアを手間に感じているようでしたら、是非鍼灸治療を試してみてください。

ご自身では手の届かない場所への治療や身体全体を診て皆さんの特性にあったオーダーメイドの治療を行いますので是非お試しください。

では、血を補うツボのご紹介をいたします。

1つ目は血海(けっかい)穴です。

血海穴は、血が戻り集まる場所で、集まった血を大海に戻す作用があると言われています。

2つ目は三陰交穴です。場所は、膝のお皿内上方から指3本の辺り、指で押さえて気持ちの良いところで良いと思います。

三陰交穴は、血との関わりが多い足の陰経三つが交わるツボで、血に対する治療に多く使用します。場所は、足の内くるぶしの頂点から指4本のところで足の脛骨の際あたりを指で押して痛気持ちいいところです。

血海穴、三陰交穴は温灸を使用して良いですが、肌の弱い場所ですのでやけどには十分気をつけて温灸を使用しましょう。(熱さを我慢しないようにしましょう)

血海穴と三陰交穴への刺激は継続することによって徐々に効果を発揮してきます。手の空いているときなどに血海穴と三陰交穴への刺激を継続して行いましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

私達の肌は、乾燥するとバリア機能が低下して肌が良い状態を保てなくなります。

日頃から肌の乾燥を防ぐことは肌のバリア機能を保つことに直結します。

バリア機能を低下させないよう乾燥に気をつけて生活したいですね。

また、肌を東洋医学的に見ると血の不足によって起こる栄養不足が原因です。

血に関係するツボへ刺激して、血の不足の改善を促していきましょう。

ツボ刺激と合わせて運動をすることも全身の血流が良くなり、肌の新陳代謝が良くなるのであわせておこなうと良いです。

食事から栄養を取ることも大切なことです。

食事ではビタミン・ミネラル・タンパク質を適度に摂取できるようにしたいですね。

最近は、スキンケアに力を入れる男性も増えてきています。

私も美肌男子を目指し日々のケアを心掛けていきたいと思います(^_-)-☆

女性からしたら当たり前のスキンケアについて男性が真面目に熱く語るという謎な投稿でした(笑)

現場からは以上で~す(*^^*)!

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