不妊治療の保険適用はどうなるの? 課題は?

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実は不妊鍼灸の施術料も市町村の不妊治療助成金の対象になる場合があることをこっそりと知っているくま鍼灸院です(*^^*)

#飯田市近辺の自治体では患者さんが要望したら支給された実績があります

#どこか知りたい方はこっそり教えます

#自治体は当事者の要望が一番効果的です

#おそらく全国的にも珍しいことだと思います

令和4年4月から不妊治療も保険適用になると話題になってますね!

信濃毎日新聞でも県内の不妊専門クリニックの先生方のご意見を取り上げた記事を掲載されていましたね。

実際はどうなんだろう?というところが気になるところですが…

個人的には今までよりは負担軽減につながる人は増えると思いますが、今までの助成金制度と比較してめちゃくちゃ負担軽減につながるかと言ったらそうでもないような気がします。

大まかにはこちらの厚生労働省のリーフレットをご覧ください。

【不妊治療の保険適用】(リーフレット)

また厚生労働省の「不妊治療に関する取り組み」ご参考に。

年齢や治療段階によっていろいろと違うところがあるのでしっかり読み込んで理解する必要があるかもしれません。

わかりにくいところで言うと、「保険適用になる治療」と「保険適用にならない治療」に関してどうなるのかってところだと思いますが、「先進医療」として認められている治療であれば保険と自費の併用ができるが、そうでない治療は混合診療にあたる為、全額自費という事になるようです。

「先進医療」として認められているか否かは、なかなかわかりにくいところがあり現場でも少々混乱はあるようです。

クリニックの先生からすると、最新の機材、治療により成果を上げたいとしても「先進医療」として認められてないと併用ができないというジレンマがあるようです。

今までの実績からより成果が出るであろう治療をファーストチョイスできない場合もあるのかもしれません。

IVF大阪クリニックさんが詳しい内容をYouTubeにアップされていますのでご参考までに↓

あと今までの県の助成金、市町村の助成金はどうなるの?という心配もあるかと思いますが、なくなるわけではなく適用になる場合は支給されるようですので、細かい条件などはクリニックや県のホームページでご確認ください。

市町村の不妊治療助成金は市町村によって基準が若干違いますが、実は鍼灸院での施術料も支給してくれる自治体があるんです!

全国的に見てもたぶん珍しいことだと思いますが、下條村、阿智村、高森町、駒ヶ根市では支給の実績があります。

これは私たちが働きかけたわけではなく、患者さん自身が要望し、その成果などから判断してくれたのだと思っています。

あとは小規模の自治体で対象者が少ないというところもあるとは思います。

過去に不妊鍼灸プロジェクトでお世話になっていた地元産婦人科の先生と飯田市に要望書を出そうと計画したことがありました。

これはその先生が「鍼灸も実績を積んできたのだから助成金の対象として支給してもらえるように飯田市に働きかけてみたらどうだ」と一緒に働きかけてくれたのです。

支給の基準を設定したり、同意書を作成したりいろいろと検討し要望書を作成させて頂きました。

あわせて婦人科の先生方から「子作り支援助成事業」の要望書も作成されました。

高齢になり難治化する前に若い結婚したての夫婦が妊娠しやすくする経済的な支援などを要望されました。

助成金の要望に関してはまずは医師会を通さないとまずいという事で医師会の方でも協議して頂きました。

残念ながら結果はNOでした…(T_T)

詳しいことは言えませんが、簡単にいかないことを改めて感じました。

ただ小規模の自治体は患者さんが強く要望すればワンチャンあるので試してみる価値はあるかと思います(^_-)-☆

担当の保健師さんに「不妊鍼灸に通うようになってすごく状態が良くなったんですよ!」

「不妊鍼灸に通うようになって妊娠しました!」

「鍼灸に通うようになって月経前の調子や月経状態もよくなってすごくいいです!」

「月経不順も改善し、毎月ちゃんと排卵するようになりました!」

「不妊鍼灸に通うようになってから採卵数が増え、胚盤胞も凍結できるようになりました!」などなど・・・

大げさ目に効果をお伝えしてみてください(^_-)-☆

そこで「何とか助成金を支給してもらえませんかね<m(__)m>」ってお願いしてみてください(*^^*)

助成金などは当事者のニーズがどのくらいあるかという事が大きなポイントとなります。

コロナによって少子化問題は確実に加速していることは間違いないので、少しでも歯止めをかけないと本当に大変な状況になっていくのではないかと思っています。

コロナの経済対策も当然大事ですが、少子高齢化、人口減少が加速したその先を誰も知らないとはいえ、明るい未来は想像しにくいのでしっかり考えていかないといけませんね!

簡単な問題ではないですが・・・