ストレスってそもそも何?(くま鍼灸院通信63号)

最近「ハリハリマット」や「アダプベース」など怪しげなアイテムが増え患者さんに怪しまれている院長、熊谷です(^^;)

コロナも落ち着いたことになり、毎月東京への勉強にも行けるようになりました。

カラダってまだまだ分かってないことがいっぱいあるんだなって改めて感じている今日この頃です。

怪しげなアイテム(笑)も実は身体感覚を活性化したり、いろんな効果をもたらしてくれるとても面白いものなんです(^_-)-☆

なんでも面白いって思えることは大事だなって感じています。怪しげなアイテムに興味がある方はこっそりお尋ねください(*^^*)

謎のアイテムの数々

さて今回は「ストレスってそもそもなに?」っていうお話をさせて頂こうかなって思います。

今うわさの「chatGPT」(チャットジーピーティー)にストレスの定義を訊いてみました。

「ストレスは、身体や心に負荷をかける外部からの刺激や状況に対する反応です。・・・」とまず説明しています。

ほとんどの方は「ストレス」にネガティブなイメージがあると思いますが、実は「刺激に対して五感が反応する」ことを「ストレス」っていうので、何もネガティブなものばかりではないのです。

その刺激に対して前回お話しした脳の扁桃体っていうところがどう反応したかでそのストレスの意味は変わります。

ということはもともとの刺激に意味があるわけではなく、その刺激に反応した扁桃体が意味を持たせ「辛い」「悲しい」「うれしい」「楽しい」など感じているということになります。

その扁桃体の機能はみんな違っていてその人の価値観を作っているフィルターになります。

ちょっと難しい話になってしまいましたが、簡単に言うとストレスは刺激に問題があるのではなく、その人の扁桃体が作っているものだということです。

じゃあその扁桃体の機能を変える事が出来るのかというと実は生まれ持った価値観、幼少期から刷り込まれた価値観はなかなか変わらないといわれています…(-_-;)

しかし違う価値観を受け入れたり、違う価値観を理解することができると、もともとの価値観が目立たなくなったりするようです。

ネガティブなストレスを軽くすることはできるということです!

ストレスと上手にお付き合いしていくためには、まずストレスに反応した刺激に対して自分がどう反応したかを実感し、それを否定するのではなく、違う視点で観たときにどんな意味があるか考えてみることが大事じゃないかなって思っています。

ストレスに対して怒りをぶつけたり、攻撃したり、変えようと思ってもなかなか解決するものではないということ何となくわかっているとは思います。

しかしこの感情をどうしたらいいかわからない…ストレスの仕組みを理解できてないから堂々巡りになってしまうんでしょうね(^^;)

例えば子どもが片付けを全然しないことに腹を立てたとしても、ただ叱るだけでなく、まず客観視して、

これはどういうメッセージがあるんだろう?

自分がどう変われば子どもは言うことを聞くようになるだろう?

など相手のせいにせずにまず矢印を自分に向けることが必要なんだと思います。

もちろんそこには感情もあり、許せない時だってたくさんあると思います。

ただいつまでもそのストレスに占有されないことが大事で、ネガティブに感じる時間をどれだけ短くできるかが幸せに過ごすポイントだと言われています。

またchatGPTは「ストレスは短期的なものであれば、個人の能力や適応力を高める役割があることもあります。」とも言っています。

極論からいうと「人間はストレスがないと成長できない」ということになります。

海の中から誕生した微生物が魚に進化し、両生類、爬虫類、哺乳類、人間にまで進化してきた系統発生の歴史はストレスの連続で、そのストレスに適応出来るようになって進化してきたことがすべてを物語っているのかなって思います。

ストレスは成長できるチャンスなんです!

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