いいママ疲れ

こんにちは。スタッフ宮澤です。

ギリギリまで開催を検討されたオリンピックが開幕、そしてあっという間に閉幕しましたね。日本人の活躍、ほんとに素晴らしかったですね!

そして、一気に暑くなりました。気温の上昇、台風の接近など、気圧の変動も大きいためか体調の変化を感じやすいです。

鍼灸院でも、これといった明確な理由が分からない頭痛、肩こり、腰痛、疲労感、不眠、気分のアップダウンなど、様々な症状の方にお会いする機会があります。ご自愛くださいませ。

私は、週の半分を鍼灸院勤務。

残り半分を地域の子育て支援事業や小・中・高校への出前講座などを担当させていただいています。

あちこちでコロナ感染予防対策の必要性が伝えられるので、仕事や受診以外でお住まいの地域から他町村への外出をためらう方も多いです。

感染を予防するために・・・という目的もありますが、隣近所の関係性が成り立つ土地柄、このご時世に、子ども連れで出歩くと、ご近所から何を言われるかわからない。人の目が気になる。といった思いをこそっと教えてくださいます。

気分のアップダウン・・・イライラ、やる気が出ない、ゆううつなどを感じる理由に、長く続くコロナ不安・疲れ・・・人の目を気にする気疲れ・・・の影響もありそうです。

『人は人に会って元気になる』

『インターネットで多く入る情報より、出会う人からの優しい声かけで安心する』

『話すこと、笑うことで明るい気持ちになれる』

と信じ、この先も『歩く保健室』のような存在になり、皆さんに会いに行きます♪

どこかでお会いしたら、どんなことでもお話お聴きしますので、気楽にお声がけくださいね?

様々な場所で、ママたちのお話を聴く中、「いいママ疲れ」に関する話題が出ます。

雑誌LEE(2017/3月号)にあった記事を紹介します。

【いいママとは?アンケート結果】(複数回答)
1.自分自身が子どもの手本になるような人でいる(85票)
2.感情的に叱らない・しっかりほめる(60票)
3.食事作りなど、家事をしっかりこなす(16票)
 ~その他の意見~
・目を見て話す 大好きと伝える
・挨拶ができるよう、また常識ある子に育つようマナーやしつけをきちんとする
・子どもの学力をあげるために全力サポート
・子どものうちに、様々な経験や遊びをさせてあげる
・テレビやスマホを制限する 手本となるよう自分も律する

【あなたは“いいママ”の理想像をどの程度、意識していますか?】

【あなたは“いいママ”であろうとすることに疲れを感じていますか?】

「いいママ」・・・このような言葉は、2010年前後にFacebookをはじめとするSNSが普及した頃から、意識されやすくなりました。

【育児だけじゃないママ】:きれいなママ、仕事も育児もパパとの関係も良好なママ、おしゃれなママ像が、芸能人だけでなく、身近な友人にもいることがわかり、

「いつも笑顔で子育てを楽しんでいる友人=“できる友人”」と

「いつもイライラして、家事も子育ても、家庭内の人間関係もうまくいっていない自分=「“できていない自分”」を比べて落ち込む・・・という方がいます。

子育てで精一杯で時間がない!誰かと自分を比べることが疲れた!と、思い切ってSNSをやめました!とさっぱりした人もいます。

しかし、24時間。365日。ご飯作り、洗濯、子どもの世話。

気がついたら、家族以外の誰かとここのところ話していない。

目の前の現実以外の世界をもちたい。

自分だけがこの思いをもっているんじゃないと知りたい。

誰かに会えないのだったら、せめてネット上で自分の思いを話したい、ママ友との会話にはママ友のインスタ感想伝えることで話が盛り上がるなど、様々な背景があり、SNSの存在は切り離せないのも事実です。

自分に合った適度な使い方でSNSは使えるといいですね。

「できる誰か」と「できない自分」を比べてしまう。

人の目ばかりが気になるのは、ママ自身の自己肯定感が関係していることがあります。

どのママも、コロナ禍の感染予防対策、毎日の子育て、家事をがんばっています。

✨✨「できない」ことより「できた」ことに目を向けてほしいと願います ✨✨

ふりかけご飯、納豆ごはんだけど、ちゃんと食べさせたな~

お風呂に入れたな~

ちょっと長めにYouTube見せちゃったけど、なんとか寝てくれた~

いっぱい?っちゃったけど、おやすみのときに「ごめんね」って言えたな~ 

旦那さん、親、友人、子育て支援センタースタッフ、保育園・幼稚園の先生、小児科医師・看護師・受付スタッフ、誰でもいいので

 自分をほめてくれる人    を見つけてください。

「いつも、ありがとう。」

「毎日、がんばっているね。」「○○(お子さん)元気!よかった!」

「全部、しっかりできなくていい。できるときにできることをすればいい。」

「人と比べなくていい。」

「一日ずつ、時間が過ぎていけばいい。」

「大丈夫!なんとかなります~(*^^)」 

「一緒に考えよう。」

安心する言葉のシャワーを誰かからたくさん浴びるうちに、自分を肯定する気持ちが膨らんできます。

「こうしなきゃ!」の前に ♪タイムアウト♪ も大事です。

特に今は、コロナ禍という今までと違った時です。

頑張り方を変える時期と思ってもいいのではないでしょうか。

「ちょっと手抜き」することを頑張る(笑)。

自分にコントロールできることと、できないことをまずは区別してみる。

ウィルスとの見えない、終わりもピークもわからない状況自体は、私たち自身にはどうすることもできないです。

自分以外の相手(夫、子ども、親、家族以外の人間関係)の感情も自分ではコントロールできません。

「今日が無事に終えてよかった」と眠る前にひと呼吸。

「いいママ」かどうかのジャッジはいらない。

ただ、ただ、今日という日を過ごしていけばいい。

そう過ごしていきましょう(*^^)v