親子スキンタッチ教室を開催して

皆さんこんにちは(*^^*)スタッフの飯塚です。

昨年の11月に伊賀良公民館にて(一社)長野県針灸師会主催で親子スキンタッチ教室という講座を開きました。

今回は、皆さんに親子スキンタッチ教室の様子をお伝えしたいと思います。

*スキンタッチ法とは?

スキンタッチ法は鍼灸師が行う小児はりを家庭向けにアレンジした健康法で、ご家庭にあるスプーン、歯ブラシ、ドライヤーを使用して親御さんがお子さんへのスキンシップ、心のぬくもりを伝える方法です。

私達は、公民館や乳幼児学級やつどいの広場などで0歳から小学校低学年くらいまでのお子さんを対象としてスキンタッチ法をお伝えしてきました。

スキンタッチ法は、先ずはスプーンを使ってお子さんの身体をなでさすります。

まずおへそを中心に時計回りになでさすります。

次は胸をなでさすります鎖骨に沿って、次に歯ブラシを使って側頭部を中心に軽くリズミカルにたたきます。

うつ伏せになり、上から下へ背骨の両脇をスプーンで軽くなでさすります。

寝付きの悪い子はドライヤーでふくらはぎを温めます。

今回の親子スキンタッチ教室はスキンタッチ法創設者のお一人で、日本スキンタッチ協議会前議長、徳島県鍼灸師会会長、しのはら鍼灸院院長の篠原新作先生が徳島県よりお越しいただき、講師を努めて頂きました。

教室には小児はり名人、スプーン名人、歯ブラシ名人、ウサギさんも駆けつけていただき、教室は大変盛り上がりました。ウサギさんの迫力に尻込みするお友達もいました^^;

教室の始めは各名人とウサギさんの劇から始まります。

最初に登場したのは小児はり名人でした。
小児はりは金属製の棒のようなものやヘラのような形をしていていろいろな種類がありますが、小児はりの先は丸くなっていますので、身体に刺さることはありません。
小児はりを使ってお子さんの皮膚をさすったり、ツボを押したりします。
皮膚を刺激することによって、刺激が脳に伝わり自律神経を介して体調が整ってきます。
お子さんはまだ自律神経が発達途中です。
定期的に小児はりで刺激する事でお子さんの症状が安定してきます。

次に登場してくれたのは、スプーン名人です。スプーン名人はティースプーンを使ってからだにあるツボをなでさすりながら刺激します。
手足には内臓につながるツボがたくさんあって、手には大腸につながるツボ、足には胃につながるツボがたくさんあります。
そこを刺激すると胃腸が丈夫になります。

最後に登場していただいたのが歯ブラシ・ドライヤー名人です。
歯ブラシで側頭部をリズミカルにたたていきます。
歯ブラシは頭の横へトントンと刺激していきます。
ゲームのし過ぎや頭に熱が溜まりやすいタイプの子は歯ブラシを使って熱を発散させると良いです。
熱が発散されて落ち着いてきます。

歯ブラシが終わったら、ドライヤーを使います。
ドライヤーは実際に親御さんに横になっていただいて、親御さんのふくらはぎへ温風を当て体験して頂きました。
お子さんも足が温まるとねむくなります。
ドライヤーは鍼灸師が行うお灸の代わりに使っています。

ここから、スキンタッチ法を実際に行っていきます。

最初に鍼灸師が各ご家族のもとへ行きスプーン、歯ブラシ、ドライヤーの使い方をお伝えいたします。

その後、実際に親御さんがお子さんへスキンタッチ法を実践していきます。

最初は皆さんそうですがスキンタッチ法が初めてで慣れていないので、動きがぎこちない方がほとんどです。

しかし、お家で少しずつ続けていきますとだんだんと動きもスムーズになります。

継続は力なりです!!

スキンタッチ法を行う過程で愛情をもって接していただき、しっかりとスキンシップを取っていただくとお子さんと親御さんお互いに、絆の結びつきが強くなります。

これは、愛情ホルモンとも言われるオキシトシンの影響が出るためだと言われています。

ゆるく長くスキンタッチ法を続けて行っていただけると嬉しいと思います。

スキンタッチ法に関してやお家でスキンタッチを続けていてもお子さんの状態が改善しない場合は、当院へご相談いただければと思います。

当院では小児はりと共にお母さんの心臓の音を聴かせる心音治療も行っておりますので詳しくはホームページをご覧ください。